【がんばれお父さん】有言実行 | 九州不動産専門学院グループ


 

がんばれお父さん

ライセンスメイト篇
平成9年1月号「サイレントマジョリティ」
あるアダルト番組
 それは今年、平成8年9月の中旬のことであった。仕事が終って帰宅した深夜、私は先日コンバーダーの交換が終ったばかりの有線テレビの状態を点検してみた。すると「有料チャンネル」の部分に「いわゆるアダルトもの」が3チャンネルも流れているではないか。私は、非常に驚愕すると同時にテレビ局の良識を疑った。「有料チャンネル」の「無料サービス期間」とはいえ、一般の子供がいる家庭に「アダルトもの」を流すとは、とんだ「サービス」もあったものだ。その無神経さにあきれかえってしまった。

教育は国家百年の大計
 家庭、家族の少子化がとめどなく進行する現代日本、またこの国自体が猛烈にレジャーランド化していく時勢の中だから、許されるとでもいうのだろうか。「教育は国家百年の大計」という。マスコミは、いわば国家教育の巨大なツールである。当然、社会の「公序良俗」の推進に貢献するための道具であって欲しい!また、そのための許認可事業であったはずだ。

世界で一番子供を連れていきたくない国、ニッポン
 とかく世の中、売れればいいということで、週刊誌も競って女の子の「ヘアー」を掲載している昨今、一流大学出のエリート社員が真顔で「ヘアー」を論じている雑誌社の「編集会議」など、何か想像するだけでもおぞましくもあり、滑稽でもある。世界で子供を連れていきたくない国のNo.1に日本がランキングされたと聞く。その背景に、先に述べた全島レジャーランド化に、全島ポルノ列島化があげられる。その意味では、このたび日本航空、全日空という日本を代表する二大航空会社が「いわゆるヘアー誌」を機内誌から外したというニュースは当たり前で、遅きに失したといはいえ、一服の清涼感があった。
 24時間営業のコンビニも、スーパーも、その経営者に幼い子供がいるであろうにもかかわらず、ポルノ記事の満載された風俗誌を、店の外からも見えるように、これみよがしに表紙を表向きにしてたてている。そんな本を見て、毎日登下校している小、中学生や高校生は、一体どんな大人として成長していくことであろうか。コンビニやスーパーは国民生活の24時間化に対応したということでは非常に貢献度大なるものがあるが、一方において全島ポルノ列島化の走狗になり下がってしまった感も否めない。

子供は国の宝
 一体、世の父親たちは「子供は国の宝」という意識をもっているのかどうか甚だ疑問である。良きパパ、優しいパパ、フレンドリーなパパを演じる余り、教育者の顔と立ち居振舞いをどこかに置き忘れてきてしまっているのではないか。もし、「子供は国の宝」という気持ちが多少なりともあるなら、少なくとも自分が関わっている義務や、自らが居住する地域や、子供を通わせている学校という領域だけでも、このような流れに抗する行動にたちあがって欲しい。

未来の大人に責任をもとう
 性風俗の乱れと際限のない広がりは、子供たちの心をさながらガンやエイズのようにむしばみ続け、時を経て、恐るべき結果となって現れてくるに違いない。それは丁度、東京裁判史観による戦後教育の洗礼を受けた第一期生たちが国政の舵取りをするにいたった今日の現状を見れば想像に難しくない。子供たちへの教育のあり方と商業メディアの報道の姿勢が今ほど問われる時はない。大人は未来の大人に対しても責任をもっているのだから。世の父親族の奮起を大いに望むところである

アダルトもの、始末記-その後
 市内某区のケーブルテレビ局から私の申し出に対して、直ちに配信を中止した旨の発言があったのは、私がテレビ局を訪問した翌日のことだった。そして、現に私の家にはそれ以降流れていない。しかし、「そのテレビ局」には福岡を代表するメディアになって欲しいと願う視聴者の一人として、たとえ有科とはいえ、メディアの世界におけるストリップ劇場の興業主にだけはなって欲しくないし、また子供のいるお茶の間への配信だけは厳に慎んで欲しい。

 かつて、イギリスは阿片など全く知らない国に阿片を流行させておきながら、阿片を売るのは市場のニーズだと嘘ぶいた時代があった。いわば「アダルトもの」「ポルノもの」はメデイアの世界における阿片である。届けて欲しいと頼みもしなかった家庭に突然届け、人々の潜在領域でニーズ化させ、後に市場のニーズに応えるという形で商品化していっている。手のこんだやり口だ。アメリカのように、このような商品をいわば永遠の「日陰者」扱いするのが、健全な世の中というものである。しかし、どうにもこうにもこの商品を扱わなければ会社が倒産し、社員を路頭に迷わすというなら話は別だ。また、営業推進上、どうしても放送せざるをえないというなら、自分のところの社員に出演させるべきだろう。勤務先と業務に誇りと確信があるなら、皆喜んで出演するに違いないであろうから。
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