【“武士の 矢橋の渡り 近くとも 急がば回れ 瀬田の長橋”】有言実行 | 九州不動産専門学院グループ


 

“武士の 矢橋の渡り 近くとも 急がば回れ 瀬田の長橋”

ライセンスメイト篇
平成20年12月号「祝辞 社会人部門卒業式によせて」
 昭和60年12月に淵源をもつ本日の集いも24回目の開催となった。『光陰矢の如し』とはこのことで全ての人が24歳年波を数えたことになる。
 昭和59年の夏から入学開始された昭和60年度生632名のうち、目的の資格を取得された125名の皆様と合格の喜びを共にしようと開始されたパーティーだったが、思いがけないお土産に恵まれた。1級建築施工管理技士合格者の小松正隆氏(当時60歳)による同窓会設立の呼びかけである。会場の皆様の拍手によって迎えられたその提案こそが、今日の「九栄会」の始まりであった。その後、度重なる打ち合せを経て、昭和62年4月の第1回総会にこぎつけることができた。こういう経緯もあり、九栄会へのお誘いは例年12月の「卒業式・合格者祝賀会」の場で実行することにしている。
 人生の転機を賭け、あるいは社業の隆昌を託され期待され、あえて「働きながら学び、学びながら働く」道を選択された皆様に対する、学校サイドからの感謝の心をいかにして形にすることができるか、という問題意識のもと「継続は最大の力」を合言葉にひた走ってきた24年であった。
 己自身でひそかに決心し、勉強し、合格し、実社会でその資格を人知れず役立たせていくのもひとつの生き方であろう。しかし、社会的使命を自覚し、周囲の賛同と応援を背に受け、同じ教室で他の受講生と共に机を並べ栄冠をかちとっていく生き方の方がはるかに生産的である。それは人間関係の真っ只中に身を置き、目的を共有しながらも互いに競い合い、結果に対しては率直に健闘を讃え合う関係をかちとれるからだ。
 私たちは好むと好まざるとに関わらず、他の人の力を借りない限り一瞬たりとも生きていくことはできない。だからこそ、地域や職場や趣味の領域とは別の次元ではあるが、資格取得という志の分野での人間関係の中にとびこんで下さった皆様の勇気と先見性、そして所期の目的を達成された努力は驚嘆に値する行為なのだ。
 合格された皆様はこれからいよいよ「路上教習の試験結果」が実際の一般通路で試されることになる。安全運転にこしたことはないが、時には事故に合うかもしれない。あるいは予定の時刻や年月までに目的地に到達しないことだってある。しかし、そういう時に頼りになるのは一体何だろうか。それは人以外の何者でもない。であるならば同じ学び舎で競い合った仲間をまず第一の人脈に加えていただきたいものである。私はそれが『ふれあい 学び合い 助け合い』をモットーとする九栄会の役割だと思っている。
 個人的栄達といっても、その中に社会的な公益性が見出せない限り、人は見向きもしない。成功の頂(いただき)に落下傘で降下する方法がない限り、私たちは例外なく下から登っていかなければならず、そのためには行く先々での人との出逢いを余すことなく味方にしていく意気込みが必要だ。
 効率一辺倒の時代風潮の中であえてまわり道をされた皆様に敬意を表すると共に、これからの人生も大いに迂回していただき、そこで出逢われる人を味方にしながら一歩一歩成功の山道を踏みしめていかれることを祈念し、本日の門出をお祝いする餞の言葉にかえさせていただきます。
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