政府は自国の誕生日を共にお祝いして頂くようもっと発信すべきだ
フェイスブック篇
平成25年8月29日
中華民國(台湾)の建国記念日が近づいてきた。10月10日に国を挙げての催しが台北の総統府前の広場で行われる。西暦1911年10月10日に孫文率いる清国打倒の革命軍が武装蜂起、翌1912年1月に中華民國政府成立を宣言した歴史に因んでいる。10月10日は10が二つ並ぶので「双十節」という。毛沢東が北京に入場し中華人民共和国成立を宣言したのは西暦1949年10月だから中華民國の方が中華人民共和国より37歳先輩に当たる。
いずれにしても中華民國(台湾)政府は外交部を通じて私にまでも招待状を発行して下さる。つまり海外の外国人に対してさえその告知活動は余念がない。それにひきかえ我が国は神武建国以来2673年と世界最古の歴史を誇っているが、政府は中華民國(台湾)政府ほど真面目に告知活動をやっているのだろうか。外国人にまで招待状を発行しているのだろうか。否、否、否、全て否である。
我が国議会がしたことと言えば法律で「2月11日」を「国民の祝日」に加えた事だけだ。そしてなぜか祝日は休日とされ一般化されていく。とても記憶などには残らない。だから新聞(全国紙)でも「建国記念の日」をまともに社説で取り上げているのは産經一紙ぐらいである。議会で決められた事を執行するのは政府の仕事だが、長年のサボタージュ癖は度を越している。上に立つ人がしっかりしないから、個人の誕生日や企業・学校等の創立記念日はお祝いするが、誰もお国の誕生日をお祝いしない悪しき伝統が根付いていく。これではいつになっても国民など出来やしないし、育ちもしない。中華民國(台湾)から学ぶ事は余りにも多い。