民族解放、民族自決の最前線で奮闘している台湾を決して孤立させてはいけない
フェイスブック篇
平成25年7月1日
台湾に台日海交会という帝國海軍の人たちの組織がある。我が国の戦友会が殆ど解散もしくは機能停止してしまった中で、一途に活動を継続している。6月29日、台中で前会長の林徳華さんの告別式が行われた。参列した老兵の皆さんは約30名、指揮者の先導と号令のもと、まず遺影に対して二列縦隊で「林徳華前会長に対して敬礼」、その後「海ゆかば」の斉唱、そして焼香と一糸乱れぬ行動は見事だった。
我が国の統治が68年前に終わったというのに、この健気さは何と表現したら言いのだろう。50年に及ぶ領台時代は台湾民族を筋金入りの日本人に鍛え上げた。1947年、すなわち昭和22年の「2.28事件」はそのような台湾(日本)人を完全に支那人化させるための大量虐殺、「民族浄化」だった。支那大陸から逃れてきた蒋介石にとってこれ以上統治しにくい国民はいなかったからだと思う。そこぞこで育まれてきた固有の文明を蛇蝎のように忌み嫌うだけでなく、根底から破壊しつくして構築してきた「華夷秩序」はここ台湾の地でも成功するかに見えた。
しかし林さんの告別式はその事の不成功を見事に物語っている。支那人によって軍事的に制圧され、且つ「民族浄化」まで強制された国で支那化もせず、小中華にもならず、近代化を成し遂げた唯一の国、台湾を私たちはもっともっと応援しなければいけない。国際社会は台湾が健全に頑張れる環境を提供し、その事によって地球規模で進む支那人の侵略を食い止め挫折させることが不可欠だ。民族解放、民族自決の最前線で奮闘している台湾を決して孤立させてはいけない。台日海交会万歳。台湾万歳。