閉じる

メニュー

「日中友好」の美名の陰で暗躍する支那人就学ブローカー(その2)

ライセンスメイト篇

平成12年12月号「サイレントマジョリティ」

 現在、各地の大学で支那人留学生によるわが国の愛国的講義や愛国的教官に対する廃止もしくは罷免騒動が続発しつつある。千葉県の麗澤大学では全学3,000人の中に留学生が約400人、うち158人が支那人留学生という。この学生たちの組織的クレームにより藤井巌喜氏の講義は打ち切られた。藤井氏が講義の中で①中国のことを「シナ」と呼称している、②南京大虐殺を否定している、などというもので、それを理由に大学側は藤井氏の講義を打ち切った。愛国教育・全人教育の分野ではそれこそ輝かしい伝統と実績を誇る麗澤大学も結局は158人の授業料を選択した。すなわち「日本人を作り育てる道」(心)を放棄し、「158人の4年分の授業料」(金)を選んだのであった。同様の事件は静岡県立大学や鈴鹿国際大学でも発生し、全国的に波及していく様相だ。

 それにつけても、小なりとはいえかの専門学校の校長の決断は正しかった、と私は思っている。一体、一国の学校の目的とは何か、その国の国民を作ることではなかったのか。この大命題を「ゼニカネ」と引き換えに放棄するとしたら、それは身も心も共に他国の学校になり下がったに等しいことである。一例を挙げよう。現在、都心部の小中学校は児童や生徒の減少で廃校に追い込まれるところが後を絶たない。しかし、これを解決するに、上海や南京あたりから子供を輸入して、チャイニーズを作る教育を施し、経営の存続を図るとしたら、それは本末転倒も甚だしい行為といえるだろう。

 今、わが国の学校は急速に頽廃の度を深めていっている。かくして、支那人の就学ブローカーの恰好の餌食になり下がってきている。大半は筋金入りの共産党員である彼らは二枚も三枚もの舌を自在に使いわけ、巧妙に学校の経営分野に侵蝕してきた。豪胆の彼らにとってはわが国の学校経営者などまるで赤子の手をひねるようなものだ。かくして、大学、短大、専門学校とわが国の高等教育機関は反日的・侮日的へと変質して、北京にとって覚え芽出度い「施設」となっていく。やたら「国際」という文字が学校名や学部・学科名で目につくが、これは先程の変質過程を好妙に擬装した表示が大分混じっていると思って差しつかえない。

 彼は校長との押し問答の末、業を煮やして「お宅の学校だけだ、教程を変えないのは」と言った。そして市内や近郊5校ほどの名刺を見せ、それぞれの学校で理事や役員の肩書きを戴いていることを誇らしげに自慢したという。実名は伏せるが、そうそうたる私学の雄が彼のようなブローカーに留学生の斡旋を依頼しているばかりか、役職まで与えていることに校長はわが目を疑ったという。

 表面的には平静を装いつつも、深部では恐るべき経営悪化が進行しているのがわが国の私学の偽らざる現状だ。かといってこの国の民であるという自覚すらかなぐり捨てて、学生募集に狂奔する有様には、かつて「真理探求の場」だと呼号した「学問の府」の姿はない。このままでいけばわが国私学の大学・短大・専門学校の経営会議に支那人就学ブローカーが「理事長」として君臨するのも、そう遠い将来ではないような気がするのは私だけであろうか。