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『日曜討論』番組放送開始3周年を迎えるにあたって

ライセンスメイト篇

平成18年8月号「祝辞 日曜討論番組によせて」

 今をさかのぼること3年前、平成15年の今月・8月30日(土)のことでした。福岡市南区高宮の「女性センター・アミカス」で「男女共同参画社会を考える」というテーマで講演会が開かれました。講師は日本会議常任理事で日本政策研究センター所長の伊藤哲夫先生でした。

 伊藤先生は「男女共同参画」の背後にある危険な革命思想と実際に条例が制定された後に起きた各種トラブルを紹介され、「日本一の男女共同参画推進条例をつくる」と豪語する福岡市を軌道修正させる為には、市民が立ち上がるしかないと訴えられました。

 その気迫と情熱に期せずして講演会に出席されていた渕上高当氏(前福岡コミュニティ放送株式会社代表取締役で当時のラジオ局名は『FM-MiMi』にも鋭敏に伝わり、私とご縁ができるのにそれほど時間は要しませんでした。爾来、今日に至るまでこの番組に関わらせていただいておりますが、将釆を眺望するに今までの3年間は「入門篇」であり本体工事に先立って行われる「足場作り」といってさしつかえないと思います。なぜならば、この番組の目的は「誇りある国づくり」であるからです。

 現役の学校経営者として、週1回の休日をこの番組にささげてまいりましたが、回を重ねれば重ねるほど取り組まなければいけない課題の多さと重さに唯々圧倒されるのみです。

 しかし、平成15・16年の番組開始当時と異なり今では日本会議福岡の全面的なご協力をいただきながら筑豊の香月洋一氏、北九州の伊藤伉氏という強力な助っ人も加わり、コメンテーターとしてレギュラー出演していただけるまでになりました。かくして、この番組は取り扱うことのできる課題の多様性と放送推進の継続力を同時に担保できることになりました。

 また、昨年・平成17年8月21日(土)に産声をあげた『StyleFM日曜討論番組を支える会(以下「支える会」と略す)』はお陰様で着実に会員数も増え、今ではこの番組を財政面から支援する力強い「足長おじさん」になっております。加えて今年の6月20日(火)に創刊する運びとなりました「日曜討論かわら版」は「支える会」会員相互の会報としてのみならず、出演された皆様に取りましてはその足跡をたどることのできる確認資料としてお役に立たせていただきたいと作成いたしております。

 この度代表者の交代(代表取締役 原知遥氏)に伴い、従来のエフエムミミからスタイルエフエム『StyleFM』と局名こそ変わりましたが、この番組創設の精神は不変ですので、リスナーの皆様、ならびに関係者の皆様におかれましては、今後ともご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

 北朝鮮によるミサイル発射、韓国の竹島不法占領、中国の尖閣諸島侵犯といった外患や、初等中等教育における異常とまでいえる過激な性器教育・性交教育、日常的に頻発する親殺し・子殺しの全国的連鎖等々内憂が続く限り、この番組の価値、必要性は益々高まって来ております。

 地場・福岡において前例のないユニークな「社会派番組」としてその地位を確立することはもとより、今まで以上に自己研鑚に励み、ご出演者との連携を密にし、企画に磨きをかけ、タイムリーなテーマをできるだけ的確に取り上げることができますよう、スタッフ一同 全力を傾注して行く所存です。最後になりましたが、リスナーの皆様におかれましては日曜日は今まで以上に76.8MHzにチャンネルを合わせ、あるいはインターネットを開き、討論に参加され、活発なご意見をお寄せいただき、私たちと一緒に「誇りある国づくり運動」に参加してくださいますようお願い申し上げ、挨拶にかえさせて頂きます。