若者が生き生きと未来を語る政治的番組が全くないのに驚いています
フェイスブック篇
平成26年5月5日
先日の5月3日の夜ですが、たまたまスーダンから我が国に大学院生として留学し奥様とご一緒にこの福岡に在住されている方とお会いする機会に恵まれました。工学博士の肩書きを持つ彼は大手の電機メーカーに籍を置くエンジニアですが、我が国のテレビやラジオの放送内容について酷評していました。
画質は申し分ないが中身は薄っぺらこの上なく、よくあれで日本人は我慢していますね、とりわけ夜のテレビ番組は子供に見せられたものではありません、あれを「バカ番組」と言うのですね、「倍返し」などという価値観は支那や半島の文化で、どうしてあんな番組を流すのですか、日本には「恩返し」という素晴らしい文化があるではありませんか、と言う具合です。
決定的だったのはお昼でも夜でも日本の若者が政治的に未来を熱っぽく語ったり、国づくりを真剣に論じ合ったりする番組が皆無なのにはショックを受けていました。曰く「これでどうして国があり続けているのでしょうか」と。ティーシャツを着ている若者が沢山いますが、そのデザインがなぜ日の丸でなく星条旗やユニオンジャックなのでしょうか。世界でこんな現象は日本だけではないでしょうか。
私たちがまねしようにも絶対まねの出来ない素晴らしい環境の中で暮らせているのに感謝の気持ちが薄いように思えて仕方がないのです。世界一と評されるものが洪水のように溢れている文化の中に身をおきながら、日本人は終着点のない劣等感にさいなまれているように見えますが、一体どうなっているのでしょうか。
きりがありませんのでこの辺りで中締めにさせていただきますが、ちゃんと観察しているんですね。彼の問いかけに対する回答は別の機会に展開させていただきますが、とりあえず私は「スタジオ日本・日曜討論」を紹介しました。日の丸がデザインされた名刺に見入っていた彼は6月8日の台湾特別講演会には来てくれることになりました。今日の放送は聴いてくれたと思います。