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太魯閣峡谷での事故が私を英霊に引き合わせました

フェイスブック篇

平成11年3月7日

平成11年の第一次訪問の時、花蓮から日月潭へ移動のため、この大溪谷をバスで横断しました。梨山を経由してからのことですが、対向車を避けるためハンドルを左に切り、バスがガードレールに乗り上げ、前方部分が溪谷の中にせり出してしまう事故になりました。後部の乗降口からそろりそろりと降りましたが、当時は携帯電話もありません。人家もなければ人っ子一人通りません。車はひっきりなしに通過しますが、一瞥されるだけです。

ところが30分も経たないうちにクレーン車が通りかかり、吊り上げてもらうことが出来ました。偶然とはいえ、こんなことがあるのかと思いました。名前も告げずにその車は走り去っていきましたが、天の助けとはこのことです。故障したバスで何とか日月潭にたどり着きましたが、ノロノロ運転のため予定より大幅に遅れてしまいました。翌日は台中の宝覚寺にある日本人墓地で慰霊式を予定していましたので、英霊が谷に落ちそうになった私たちを下から支えて下さったのだと思いました。

場所: Toluku, Taiwan